簡単スペイン料理 人気タパス イワシの酢漬け(ボケロネス )

スペインのおつまみで日本人に特に人気がある一品、イワシの酢漬け。
これまた簡単すぎるので、ぜひ試してみてください。

ちょっと見栄えがイマイチでした・・・(-_-;)
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材料

●カタクチイワシ 500g
●酢(ワインビネガーかリンゴ酢をうちでは使いますが、普通の酢でいいと思います)150ml
●水 50ml  (酢 : 水 = 3 : 1 )
●塩  大さじ 1 弱
●ニンニク 2片
●パセリ 適量
●オリーブオイル 適量

作り方

イワシは、スペインでは、市場の魚屋さんで買うと、その場でお掃除してくれます。
自分でも簡単にできます。

1.頭と内臓をとり、水道の水(ちょろちょろ)で洗いながら、親指を中骨に沿って入れて、開きながら中骨をとり除き、よく洗う
2.ボールに冷たい水(氷を2~3個入れるとよい)を入れ、イワシを入れ、血抜きする(水2~3回替える)
3.水気を切って、冷凍する(最低4日間くらい アニサキス退治、しっかり冷凍してください)
4.解凍する ← ここまで下準備

5.イワシの水分をキッチンペーパーで取り、背中を下向きにイワシを並べる
6.酢と水と塩を混ぜ合わせたものをイワシに注ぎ、4~5時間冷蔵庫に入れておく(長く酢に付けておくと固くなり、パサパサした感じになるので、長くても6時間くらいでいいと思います。お好みで)

うちでは、ニンニクとパセリも一緒にお酢に漬けます。この方がニンニクも酢漬けで食べやすいです。

7.好みの酢加減になったら、酢からイワシを取り出す
8.別の容器にイワシを並べオリーブオイルに漬け半日~1日置く
9.お皿に並べて、刻んだニンニクとパセリをふりかけて、できあがり

(7の段階でオリーブオイルとニンニクとパセリをかけて食べても大丈夫です)

イワシの種類

イワシは一般的には、マイワシ と ウルメイワシ と カタクチイワシの3種類です。
日本でよく見かけるのは、マイワシとウルメイワシ。

マイワシは、この3種類の中では一番大きく、20cmから30cmくらい。ウルメイワシは、もう少し小さめ20cmくらい、ウルメイワシのウルメは、目がウルウルしているからだとか。

今回紹介したイワシの酢漬けは、カタクチイワシを使います。だいたい10cmくらいの小さなイワシで、横から見ると下口が引っ込んでいて、それで片口イワシという名前なんだそうです。

日本では、あまりこのイワシは見かけなかったという記憶でしたが、実は、カタクチイワシの稚魚がシラスで、ちゃんと日本でも手に入るイワシでした。

釜揚げシラスやちりめんじゃこにしたり、またカタクチイワシを塩漬けにして発酵させたものをオイルに漬けたものがアンチョビです。

スペインでは、この小ぶりのイワシはボケロンといい、酢漬けやフライにしてよく食べます。

イワシは、血圧を下げたり、中性脂肪や悪玉コレステロールを少なくする働きがあると言われるEPA、脳の活性化や、生活習慣病の予防に効果があると言われるDHAを多く含む健康的な魚です。
そのままつまんでもいいし、トーストにちょっとアリオリソースをぬってイワシをのせても最高です。

新鮮なカタクチイワシさえあれば、超簡単な一品ですので、作ってみてください。