美術

トレドの大聖堂でも特に有名な『聖衣剥奪』、エル・グレコと呼ばれたギリシャ人画家が描いたものです。グレコは作品だけではなく、本人の性格もかなり個性的だったのか、支払い段階でもめて、裁判沙汰になったこともありました。この『聖衣剥奪』もその一枚です。 』

宗教画や王家の肖像が多いプラド美術館内で、ほっと一息つける、メルヘンチックな子供たちが主人公の作品です。ムリーリョの風俗画は、子供に焦点をあてた作品が数多くあり、プラド美術館の作品の子供たちは、崇高でありながらも、優しくなごませてくれます。

ヒエロニムス・ボスの【快楽の園】約500年前に描かれ、今もなお 強烈な衝撃を与え続ける、プラド美術館で必ず見ていただきたいお勧め作品です。

ラス・メニーナスは、ベラスケスを、そしてプラド美術館を代表する作品です。見ただけではわからない興味深いポイントがいくつもあります。プラド美術館に行く前に予備知識として知っておくと、ちょっと面白いかもしれない いくつかのポイントを紹介します。

ベラスケスは宮廷画家として多くの作品を残しましたが、神話のシーンを描いた【アラクネの寓話】には色んな面白いポイントが隠されています。1枚の絵の中に、いくつものストーリーが織り重なった【アラクネの寓話】、プラド美術館のお勧め作品です。

プラド美術館の看板娘、マルガリータちゃん。この子はどんな人生を送ったのでしょうか？　当時人気の宮廷画家ベラスケスの絵で、マルガリータの成長過程が描かれていますが、とても複雑な運命を背負ったお姫様でした。

ヨーロッパでの磁器製造の歴史は18世紀に始まりました。ナポリ・シチリア王だったカルロス3世がスペイン国王に即位した時、ナポリから焼き物に関する全てをスペインに持ち込みました。19世紀に工場が破壊されるまでは、ヨーロッパでも有名なマドリードの王立磁器工場のお話です。

プラド美術館の人気作品、ルーベンスの三美神。近頃の細めのモデルさん達とは違った、ふっくら(たっぷり？）な体形がなんとも好感度高いです。モデルの中でも特に若い女性は、ルーベンスの奥さん。画家が亡くなるまで手元にあった作品で、仕事で描いた絵ではなく、自分のために描いた作品。

16世紀、スペインカトリックの総本山トレドの街で、エル・グレコと呼ばれた画家が、ドラマチックな宗教画を描いていました。ギリシャのクレタ島からイタリア、そしてスペインへと移り住んだエル・グレコの生涯と作品を紹介します。