スペイン語は世界21か国が公用語として使っている言葉です。
中国語に次いで2番目に多い、約483,000,000の人達が、スペイン語を母国語として話しています。
発音が日本語と似ているので、挨拶や、ちょっとした意志の疎通は簡単にできるようになる言語です。本当に簡単で便利な、知っていたら(きっと)役に立つ、いくつかのスペイン語の単語を紹介します。
スペイン語の挨拶
初対面でもいつでも、とにかく使える挨拶の言葉が、
HOLA (オラ)です。
スペイン語は、「H」は発音しません。
例 : HOSPITAL(病院)→ オスピタル
HOLAは、日本語だと、「(やぁ~)どうもぉ」みたいな、挨拶の時に使う言葉です。
例えば、お店に入る時、バルやレストランに入る時など、黙って入らずに、とりあえず、「HOLA~」と声をかけます。
HOLA BUENOS DÍAS(オラ ブエノス ディアス)「あ~どうも おはようございます」って、感じです。
年上でも年下でも、フォーマルな時でも、カジュアルな時でも、いつでも使ってOKです。
挨拶なので、その後に、おはようとか、こんにちは とかが続くわけですが、スペインで おはよう と こんにちは と こんばんは は、言葉を覚えるだけでも面倒なのに、その上、時間帯が日本とは感覚的にずれているので、以外とはじめは簡単ではありません。このHOLAだけで大丈夫です。
スペイン語はほとんどの単語は、そのままカタカナを読むように発音すれば、間違いありません。
HOLA=オラー(オラーとチョット伸ばした方がいいです)
どんどん使いましょう!!
※「どうもありがとう」のどうもの意味はありません。HOLAは、挨拶の時だけです。
ありがとう
ありがとう は、GRACIAS(グラシアス)です。
これは、知ってる人が多いと思います。(イタリア語のありがとう=グラッチェと間違える人も多いような・・・?)
どうもありがとう は、MUCHAS GRACIAS(ムチャス グラシアス)
【スペイン語っぽく聞こえるワザ(ってほどでもないけど)】
MUCHAS GRACIAS の S をあまりはっきり発音しないと、ムチャ(ス) グラシア(ス) すごく自然に聞こえます。
BUENOS DÍAS=ブエノス ディアス=おはようございます も、ブエノ(ス)ディア(ス)
日本語でも、おはよう と書いて、おはよ~ って最後の う は、発音しないのと同じです。
※スペイン語で GRACIAS CIは、英語のTHの発音(舌をはさんで)です。
お願いします
お願いします は、POR FAVOR(ポルファボール)
例えば写真を撮ってほしい時、FOTO POR FAVOR(フォト ポルファボール)
お水が欲しい時、AGUA POR FAVOR(アグア ポルファボール)
タクシーに乗った時、行き先を伝えて、そのあとに、POR FAVORです。
これは、英語の PLEASE(プリーズ) と同じです。
スペイン旅行中で、「写真を撮ってください」や、タクシー以外でこの言葉をおそらく使う事になるのは、レストランや、バルでの注文と会計の時です。
例えばビールの事は、スペイン語でCERVEZA(セルベッサ)ですが、おそらくビールでも通じます。そんな時に、できたら、「ビール」だけじゃなくて、ポルファボールを一緒に言ってみましょう。すごく感じがよくなります。
お会計の事は、LA CUENTA(ラ クエンタ)です。これに、POR FAVORを付ければ、完璧です。
スペインのレストランやバルでは、会計にすごく時間がかることがよくあります。
最後に注文したデザートが出たら、もしくは、あと10分くらいで店を出ようかな、というタイミングで LA CUENTA POR FAVOR(ラ クエンタ ポルファボール=お会計お願いします)です。
お支払いは、テーブルで行います。
美味しい
「美味しいってスペイン語で何て言うの?」もよく聞かれます。
美味しいは、いろいろ言い方がありますが、一番簡単なのは、
MUY BUENO(ムイ ブエノ)です。MUYを付けると、とてもおいしいの意味ですが、ブエノだけだとちょっと素っ気ないので、ムイ ブエノ がいいと思います。
MUY RICO(ムイ リコ)も同じ意味で、リコの方が覚えやすいかもしれません。
だた、このRICO、はじめの R がクセモノで、巻き舌なのです。これをちゃんと発音するのが日本人には難しいです。わかってくれるとは思いますが、例えて言うなら、外国の人が片言の日本語で一生懸命に、「おいちいです」って言ってくれて、ちょっと和むな~という感じになるかも。
でも気持ちは伝わります。
すみません
すみませんは、2つの意味がありますね。「すみません(謝罪)」と、「すみません(注意を引く時)」。
【謝罪の時】これもいくつか言い方があり、意外と細かく分かれていたりするのですが、ここでは一番簡単なスペイン語で
PERDÓN(ぺルドン)です。
誰かにぶつかってしまった時とか、時間に遅れてしまったとか、迷惑をかけたなという時は、
PERDÓN。
謝罪の言葉は、いろいろ状況があるので、気を付けたい言葉ですが、ただ、スペイン語がわからない人が、なんとか謝ろうとしている状況だったらPERDÓNで十分気持ちは伝わります。
【注意を引く時】これは、例えば、レストランのウエィターさんを呼び止める時「すみませ~ん」って日本でも言うあの「すみません」です。先ほどのPOR FAVOR も、同じように「すみませ~ん(お願いします)」の意味で使う事が出来ますが、 PERDÓNには、お願いしますという意味はありません。
(レストランでは、PERDÓNと、注意をひいて、POR FAVOR お願いします と、両方言うのが正解と言えば正解ですね。)
さようなら
さようなら は、ADIÓS(アディオス)です。
もうひとつ、HASTA LUEGO(アスタ ルエゴ)
この2つの違いは、ADIÓSは、また会うかどうかわからない人(フォーマル)、 HASTA LUEGOは、またすぐに会う人に対して使います。
まとめ
旅行で使えるスペイン語のフレーズを一生懸命に覚えても、なかなか実際には 思ったように言葉が出てこないことがよくあります。
それよりも、ほんのひとつ単語を言ってみると、それだけで言われた方はうれしいもの、特にスペイン人は、笑顔で、大げさに喜んでくれます。
ここで紹介したいくつかの単語だけでも、会話・・・とまではいかなくても、感じがよく、場が和み、気持ちは伝わります。
ポイントは、大きな声で、はっきりと、だけです。
機会があったら、使ってみてください。