分水嶺

【分水嶺】水は高いところから低いところへと流れる。したがって稜線のどちら側に降るかで流れ込む川が変わり、注ぐ海が変わってくる。(抜粋)出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界にはそれが2つじゃなくて、3つに分かれていくポイントもある
っていうのが何とも面白くて記憶に残った分水嶺

例えばロッキー山脈のトリプル・ディバイド・ピーク
ここに降った雨は、稜線を境に、太平洋、大西洋、北極海にと三方向に分かれていく

同じ山の上に降った雨なのに、全く違う環境へと、
自分の意志とは関係なく流れて行ってしまうのだ

これってまさしく人生そのもの?

あの時まさに私は分水嶺の雨水だったんだ

ある人は、運命は変えられるという
努力をして道を切り開いていくんだと

ある人は、思ったことは全て現実になるという
今見ている現実は、良いことも悪いことも
全て過去の自分が思い描いた世界を実現してると

開拓者の方々の精神も、スピリチュアルな考え方も
どちらも好きだしいいと思う


だけど、自分が分水嶺に降る雨水だったとしたら

私は、ここに流れ着いてしまった

いや、今日にいたるまで、何度もいろいろ思いを巡らせ
何度も人生の大事な決断をして来ましたよ

頑張って何かを成し遂げたと思うし、つらくて挫折もしましたよ

だけど、そうだったんだろうか

生まれる前に、今世でクリアすべきことを決めて生まれてくるから
良いことも、悪いことも自分が決めた今世のお勉強、
魂のステップアップ


っていう教えにも、何度も助けていただきましたよ

だけど、そうだったんだろうか

その前から、山の上に降る雨水の段階で、

選択権はなかったのでは?


私は今どのあたりを流れているんだろう

もう海に流れ着いてしまったのだろうか

流されてばっかりでいいわけではないけど、

流れて行くしかないのかも

人任せにしてるわけじゃない

逃げ腰になってるわけじゃない

何にも抵抗できないもの

それが自然


人間には水にはない意志がある…?


どこかにしがみついてみるべきなのか

流れを変えようと行動するときなのか


自分の意志ではどうしようもない

そんな状況が目の前にある

あ 今また分水嶺の雨水なんだ

また振り出しにもどってたんだ

そうか

じゃぁ大丈夫だ